May 21 1977.
1977.5.21
山崎省三様
ノーランド展は4月の15日よりですが、もう 芸新に出ていますので、どうしようかなと思いましたが、写眞 取ってしまいましたし、他に、写眞になる展覧会が無いので 24日より開かれるクレー展(この展覧会は大幅に遅れて来月にならないとオープンになりませんが)と一緒にして書いて見ました。
ニューヨークは、もうすっかり夏となり、シーズンもそろそろ終りです。ニューヨーク フィルを振っていたピエール・ブーレーズも先日、ベルリオーズのファーストのごう罰を最後に任期を終え、パリにもどるのでしょう。今となっては、ブーレーズも もう少し聴いておけば良かったと思いますが、若い時の様には身軽に腰が上らず、あれも聴きたかった これも見たかったとマーク、するだけで 行かずじまいになってしまうものが多くなりました。幸か不幸か展覧会は原稿があるので、相変らずまめに見る事になっていますが、今のように スターのいない時期こそ、よく見ておくべきではないかというような気もします。今、朝日の米倉さんを始め、数人の人達がカナダからニューヨークへ、数日、滞在されるそうです。では又、ゆっくりお手紙いたします。
西武の展覧会の件は、あいかわらず具体性がありませんが、岡田隆彦さんが7月までニューヨークですので まあ、あわてずに話を煮詰めて行こうと思っています。
近藤
Tag
Related Item
1964.11.19
11月19日(1964年)
Tag
Contemporary Japanese Paintingにっぽん昆虫記アレクサンダー・カルダーオプティカル・アートクレス・オルデンバーググッゲンハイム美術館ケネス・ノーランドコーコラン美術館ポップ・アートモーリス・ルイスロイ・リキテンスタイン前田常作川端実芸術新潮1968.7.21
七月二十一日