May. 5. 68.
1968.5.5
山崎様
先日、電報、受取りました。お手紙いたゞいた時は、イサムさん ニューヨークを出発した後で、「個展が開かれた理由」を聞きそびれました。「個展を通觀しての感想」は、部分的にインタビューのなかに入っています。「反響に対する感想」は、それを十分たしかめづに ニューヨークを出発しましたので、やはり聞く事が出来ませんでした。その他の事は、みな、インタビューしたなかに含まれておりますので 一応それで作文して見ます。たりないところがありましたら、すみませんが、日本で ノグチさんに聞いていたゞけますか? 主に四國で制作するのではないかと思いますが、東京へいれば、福田屋旅館(きおい町の)と思います。
個展が始まって今までの忙がしさから、開放されたら、急に、芸新の特集が心配になりだしたと見え、出掛けまで、写眞はもう送りましたか? などと気にしていました。(急いだため、出来上りの写眞を、イサムさんに見せづに芸新へ送ってしまいましたので) 又気にするといけませんので、もし機会がありましたら、一ヶ月伸びる事 ノグチさんに連絡しておいて下さい。
今度、住所が変りました。23W. 31St. N.Y.C. N.Y. 10001. (2Floor).です。約2000スクエアーフィートぐらいのロフトで こゝ3週間ばかり、住い作りに追われています。どうにか住めるようになりましたが、まだ絵を作りはじめるまでには、だいぶ日数が
[手紙後半部分原本なし]
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