Jun. 27. 68.
1968.6.27
山崎様
お手紙に原稿 有難うございました。
I.B.M.のカラーは、だいぶ オーバーのようですし 会場の白黒は、カメラブレで、申訳ありません。10万円も送って下さるとの事、大変恐縮です。有難うございます。東京で少々お金が入用ですので、恐れ入りますが、東京の家の方へお送り下さいませ。ご送金いたゞく時は、円で東京の家へお送りいたゞければ幸です。
こゝのところ、原稿が後れてしまい申訳なく思っております。ニューヨークで ほとんど見るべき展覧会がないように見えるのですが。——
ノグチさんは、東京から歸って、1週間でイタリーへ行きました。今まで、あまり忙がしく動き廻ったので、イタリーで少々、休みたいとの事です。ノグチさんが 芸新の7月号、人にもあげたいので 5、6さつ、送って欲しいとの事です。船便で結構ですから、恐れ入りますが、お願いいたします。(一册は航空便でお願いいたしたいのですが、イタリーへ送ってあげようと思います。)
それから、もし出来ましたら、やはり、名刺作っていたゞだけますか? ニューヨークではほとんど使う事は無かったのですが、この前 I.B.M.の行った時のように 地方へ行くと、名刺がないとちょっと格好がつかない時がありますので。ほとんど使いませんので少しで結構です。
新しいスタジオ、どうにか落着きましたので、この夏は少々、まとまった仕事をしたいと思っております。来月には、夏シーズンの展覧会が始まりますので 原稿お送りいたします。
暑さの折、ご自愛の程。敬具
近藤竜男
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